フィールド・デザイン思考~右脳と左脳の交差点

弊社代表 見山謙一郎のコラムです

昨日まで学生だった、新社会人へ

いよいよ4月です。在校生は、これまでの学年から1つずつ進級し、上級生になる訳です。
後輩に対する責任などは、少し大きくなりますね。そして、昨日まで大学4年生だった学生は、今日から遂に「社会人」です。

私は、22年前に大学を卒業後、住友銀行で社会人のスタートを切りました。
当時は、バブル経済の真っ只中で、「社会の波に乗っていけばやっていける」
という、そんな危機感のかけらもない時代でした。

その一方で、社会の仕組みのようなものは、決められたものが、何の疑いもなく
存在していて、新社会人は、無条件にそれに従わなければならない、
そんな時代でもありました。

今の時代は、先が見えない時代です。

でも、そんな時代だからこそ、新社会人には、従来の社会の仕組みに替わる、
新しい価値観をつくることが、求められているのです。

その意味で、新社会人には、是非、「社会に動かされる」ではなく、
「社会を動かす」という気概を持ってもらいたいのです。

しかし、そんな大きな理想を掲げれば掲げるほど、社会に出てからの一歩は、
あまりにも小さく、理想とのギャップに愕然とするに違いありません。

でも、それが当たり前なのです。

かくいう私も、社会人になってから数ヶ月は、コピーや、雑用ばかりでした。
でも、結構楽しくやっていたことを覚えています。

コピーは、今のようにソートつきのタイプのものはありませんでしたから、
1枚1枚手動でとるしかありませんでした。

そこで、自分なりに、どのタイミングで次の紙を入れたら、早くコピーがとれる
のかを研究(?)するなど、ゲーム感覚を取り入れながら、自分で自分を勝手に
盛り上げていました(笑)

少しずつコピーのコツを掴んだ後は、コピーする書類には、どのような意味が
あって、どんなことが書かれているか、ということに興味を持つようになりました。

そのあたりから、自分が任されているコピーというちっぽけな仕事の先、つまり、
仕事の全体像がどうなっているのか、ということに関心が向くようになったのです。

入社した企業の上司が、教育的な意図を持って、新入社員にコピーなどの雑用
を任せることもあるでしょう。

でも、多くの場合は、新入社員ゆえ他に出来ることがないことから、このような
仕事を振られることがほとんど、と思った方が、気が楽です。

上司がどのような意図であれ、また、どんなちっぽけな仕事でも、
自分の気持ちの持ちようや、やり方次第では、その仕事に意味を持たせることが
出来るのですから。

多くの企業では、明日(4月2日)が、入社式だと思います。

頑張れ、新社会人!

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ビジネスモデルは、わらしべ長者?

毎日新聞朝刊の連載「明日を駆ける」で、昨年10月2日~6日に5回シリーズで取り上げていただきました。

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