Bon Voyage!(明日から社会人になる卒業生へ)
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コラム
いよいよ明日は、入社式ですね。
(1)「適度な緊張感」を持つこと
入社後にまず気をつけてもらいたいのが「体調管理」です。
これまでと異なる環境や、生活リズムの変化に、体調を崩しやすくなります。
私も、銀行に入行後、最初の研修で体調を崩しました。
自分を客観視出来なくなるような、「過度な緊張感」はオーバーワークや、体力的な負荷を招きがちです。
しかし、自分が今、何をやっているのか、何のためにこれをやっているのか等、少しだけ心に余裕を持って、自分を客観視できるような「適度な緊張感」は、心と身体のバランスを保つ上で、非常に有益だと思います。
(2)同じことを聞くのは、2度まで
これも私の経験からですが、若手銀行員だった頃、先輩から次のようなことを言われました。
・分からないことは、自分から聞かないと、誰も教えてくれない
・でも同じ質問は、2回までにすること
(3回同じ質問をしたら、その時は必ず怒られる)
要は、「大人の世界では、黙っていたら誰も手を差し伸べてくれない」ということです。
そして、同じ質問は2回まで、というのは「分からないことでも、まずは自分の頭で考えろ」ということです。
自分の頭で考え、ある程度理解した上で、初めて2回目の質問が意味あるものになるのです。
(3)自分の居場所をつくる
私のいた銀行では、3日、3ヶ月、3年ということが言われていました。
その意味は、
・3日間その人の仕事振りを見れば、見込みのあるヤツか分かる
・3ヶ月間その人の仕事振りを見れば、出来るヤツか見分けがつく
・3年間その人の仕事振りを見れば、信頼出来るヤツかの見分けがつく
というものでした。
ここで意識してもらいたいのは、自分の居場所をどうつくるのか、ということです。居場所をつくるとは、
「自分のキャラクターをどのようにして企業に受け入れてもらうか」
ということです。
そして、自分のキャラクターを企業に受けて入れてもらう為には、その企業のことを理解しなければ戦略も立てられません。
ですから、最初は、がむしゃらに与えられた仕事を「適度な緊張感」を持ってこなして下さい。
おそらく、最初の3日間、3ヶ月間は、雑用業務や研修の繰り返しだと思います。
でも、雑用業務でも、正確さやスピード、周りへの気遣い等、必ず個性は出るものです。
ですから、大したことがないと思える仕事でも、一生懸命取り組んでください。
少しずつ任される仕事が増えて来て3年も経てば、自分のキャラクターを企業に受け入れてもらうことが出来るでしょう。
そして、自分の居場所をつくることが出来れば、そこから大きくステップアップできると思います。
是非、そんなことを考え、明日から社会という大海原に船出してください。
Bon Voyage!
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