フィールド・デザイン思考~右脳と左脳の交差点

弊社代表 見山謙一郎のコラムです

「本業は何ですか?」

「本業は何ですか?」と聞かれることが多い。

・株式会社フィールド・デザイン・ネットワークス 代表取締役
・立教大学大学院ビジネスデザイン研究科 特任准教授
・多摩大学経営情報学部 非常勤講師
・環境省・中央環境審議会委員
・次世代人財塾・適十塾塾長

確かに名刺を見ると、いろいろと書いてある・・・

ちなみに昨日の私のスケジュールは、

<午前>
・クライアントのバングラデシュにおけるビジネス戦略の資料づくり
(テーマ:BOPビジネス as a コンサルタント)

<午後>
・マーケティング情報誌への寄稿文作成
(テーマ:地方活性化 as a 編集委員)
・環境省との打ち合わせ
(テーマ:3R as a 審議会委員)
・ゼミ生(大学院)のビジネスプランの指導
(テーマ:ビジネスプラン as a 大学教員)
といった感じ。

BOPビジネス、地方活性化、3R(リユース・リデュース・リサイクル)にビジネスプラン。この一見繋がらなさそうに見えるものが、実は根っこで繋がっているから面白い。

私のスタイルは、BOPビジネスも、地方活性化も、その国や地域固有のリソースを活用して、そのケイパビリティやポテンシャルを掘り起こすこと。そして、そこに住まう人々が内発的に行動、活動できるようなきっかけをつくることにある。
こうしたアプローチにより、内発的、自立的且つ、持続可能な発展や地域活性化が可能になると考えている。

3Rもライフスタイルだけでなく、意識を少し変えることが必要だし、それには自らが行動を起こそうと思えるような仕組みづくりや、何よりも内発的なモチベーションが必要になる。

ビジネスプランも、大学院生が単位を取るためにつくるだけであれば、意味をなさない。本気でそのビジネスを始めるくらいの覚悟がないと、投資家がリスクをとってもいいと思うような、リアルなプランをつくることは出来ないだろう。

そう考えてみると、全てのことが、内発的、自立的なモチベーションを必要としていることがわかる。そして、そこから導かれたアウトプットは、一過性のものではなく、持続可能なものにしなければならない。
そのためには、改善(KAIEN)や調整、試行錯誤を繰り返すことが必要となるが、何よりもモチベーションを持続させることが重要なのだ。
日頃から、インプットとアウトプットを繰り返すこと。私自身も日々、その繰り返しを楽しんでいる。

そんなわけで、冒頭の質問の答えは、
「全て本業です。」となるのです!

関連記事

内面に宿る情熱を声に出し、自らの意志と行動力で情熱をかたちにする

2012年にスタートとした秋田県にかほ市の「新産業創出プロジェクト」もいよいよ最終年度を迎える。地方

記事を読む

no image

【就活考-3】日本の若者は、本当に内向きなのか? ⇒ 大人たちは、覚悟を決めて世界と向き合っているのか?

「日本の若者は内向き思考」と言われて久しいですが、それは本当なのでしょうか? 確かに、日本から海外

記事を読む

日本企業の”やる気スイッチ”を押せ!

日本マーケティング協会(JMA)主催の第45回マーケティング・フォーラムで講演をさせていただきました

記事を読む

思考の導線

大学での講義や、学生と雑談をする中でいつも感じることは、同じものを見たときの「思考の導線」が、我々の

記事を読む

再起力~レジリエンス(Resilience)

「おい、悪魔(おい、あくま)」 この言葉は住友銀行の内定者懇親会で、当時の専務(人事担当)から

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です