創造と想像
「ビジネスにもっと想像力を!」
今回、リニューアルしたHPのトップに、このメッセージを加えた。
クリエイティビティは、「創造性」と訳されることが多く、自分もこの→「創造」という言葉を好んで使っていた。
でも、今回は敢えてこっちの→「想像」を使ってみた。なぜか???
これは完全に自分の勝手な思い込みかも知れないが、「創造」とすると、無理にでも何かを創ったり(造ったり)しなければならないイメージを持ってしまう。つまり「モノ」ありきのイメージ。
具体的なイメージを例示すると、今のソニーはクリエイティビティを追い求めるが故に、この→「創造」に囚われ過ぎている気がする。でも昔のソニーは、きっと違ったはず。
例えば、我々を魅了したウォークマンは、創業者の井深さんの「想像」から生まれた製品だ。人々にワクワク感を与えるような製品は、おそらくこっちの→「想像」から生まれるものなのだろう。
つまり、「モノ」ではなく「コト」。形ありきではなく、心が躍るかどうか。この価値観は、結構、日本的かも知れない。
「自分自身が、ビジネスでもっとワクワクしたい!」、そんな理由で今回リニューアルしたHPでは、敢えてこっちの→「想像」を使った。
日本の禅の影響を受けたというスティーブ・ジョブズも、「モノ」ではなく、「コト」的な発想を重んじていたのではないか?だから、きっとこっちの→「想像」だったんじゃないか?、などと想像しながら。。。
だから、「ビジネスにもっと”想像力”を!」ということになる。
アイキャチ画像:世界遺産の石見銀山(島根県)の町並み
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